【読書】9冊目 『今昔百鬼拾遺 鬼』 敬遠していた京極夏彦は意外と読みやすかった
9冊目 『今昔百鬼拾遺 鬼』 著:京極夏彦
拝み屋『京極堂シリーズ』のスピンオフ
今までマンガでしか読んだことのなかった京極夏彦を読んでみた
マンガでも相当難解なのに小説だとどうなるんだと恐る恐る手にとってみたが、意外とすらすら入ってくる。マンガで人物像や関係性のイメージがついていたので、当たり前といえば当たり前かもしれない。
はじめての京極夏彦は意外とライトな印象
ページをめくって初めて分かったのだが、この『今昔百鬼拾遺』はいわゆるスピンオフで、『魍魎の匣』を代表とする、いわゆるシリーズものに登場する拝み屋や探偵は登場しないので、宗教や妖怪といった中二心をくすぐる要素は多くない。
ただし、300P程度のライトめな本なのでサクッと読めて「これなら文庫で1000Pを超える本編もチャレンジしてみようかな」と”その気”にさせられてしまった。そう、魍魎の匣を注文してしまった。
老後の楽しみに手を付けてしまった感がすごい
↓マンガ版で世界観のイメージをつけると、抵抗なく世界に入っていけるのでオススメ