テンプルハヤオは怠けたい

楽するためにストイックになってしまったFXトレーダーのブログ

【積立NISA】10ヶ月目運用成績(Jan-2021)

投資対象と拠出額

拠出額 :年間24万円(月々20000円)

投資銘柄:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 

運用実績

運用実績 10か月目 運用益:70357円(+21.53%)

 

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先月分の掲載忘れていました。ウォッチしていなかったので1月分から再開です。

11月時点で+13%。先ほど確認したらなんと21%

 

へっ?て感じですね。どこまで行くことやら。

 

昨年コロナで拠出金を月30000円→月20000円へと減らしましたが。今年も継続で行きたいと思います。浮いた分はFXへ資金集中させていきます。

 

生活資金を口座に残し、非常用の資金をプールしつつ、投資分散は最低限。得意分野で小さくリターンを狙っていくチキン戦法です。今年もよろしくお願いいたします。

 

【読書】6冊目『STONER』 淡々とした物語の果てに投げつけられる重厚な『問い』

5冊目は STONER 著:ジョン・ウィリアムズ

 

ストーナー

ストーナー

 

 

概要

米の片田舎に生まれ、上京して教師となった平凡な男の生涯を淡々と綴った小説

原本自体は1967年(今から約50年前)に発行されているが、最近になってから評価される機会が多いらしく、日本翻訳賞の読者賞を獲得している。Twitterでもオススメされていたので読みたいと思っていた一冊。ミーハーなのでスグ買った

 

結論から言うと、20代で読めて良かった

 

読んでみて

死に際に繰り返される強烈な『問い』が印象的

 

物語の終盤。主人公が正に人生の幕を下ろそうとする場面。朦朧とする意識の中、自らに繰り返される問いがこの本の全てだと感じた。

 

ネタバレになるのでその問いはここでは伏せるが、恐らく誰しもが頭をガツンと殴られるような感覚になるのではなかろうか。私のように、ひとつのことに注ぎ込めるような情熱もなく、ただ流されるままに生きてきた人間には特に。

 

間違いなく、20代半ばで出会う事が出来て良かったと思える1冊

 

話は変わるが、『残像に口紅を』とか『コーヒーと恋愛』みたいな淡々とした小説に手が伸びてしまうのはなぜだろう。

自分の平凡な生き方に飽き飽きとしているから?

それとも、平凡な人生でも立派な「物語」という肯定感を得たいから?

 

発想がネガティブ過ぎるか

 

逆に読んでいて素直に面白いと感じるのは東野圭吾とか原田マハとか、分かりやすめ系。但しなぜか進んで読もうとは思わない

 

そんなこんなで結局、自分の事は何一つ分からないまま、生涯を閉じるのかもしれない

 

いやいや、どうもネガティブが過ぎる

最近は寒くて外で遊べないし、日が短くて平日は太陽を浴びれないから仕方ないという事にしておこう。とにかく冬は嫌いだ

 

【思考×キャンプ】モノを考えに再びキャンプ場へ

冬キャンプに行ってきた。さらにいうと流行りのソロキャンプというやつ。

何をしに行ったかというと、「モノを考えにいってきた」のである。

 

キャンプ場でモノを考える?

これだけ聞くと、「はっ?」と思う方が多いと思うかもしれない。

そもそもキャンプというものは、海山川いわゆる大自然の中で、家族や友達やらと一緒に昼間から酒を飲んでわめき、肉を焼いて食い、日頃会社で溜め込んでいる陰鬱なストレスを大いに発散する場ではなかろうかというイメージが強い。特に私はそうだった。

 

キャンプ場から消えた「パーティー感」

しかし昨今のキャンプ場を見渡すと、どんちゃん騒ぎをしているバカモノはどうみても少数。

さらに言うと、大半のグループは多くても3名で、みな人数とアンマッチな巨大テントを建てていて、なかには煙突が生えているものまであるから驚きである。そしてテントの前にはまるで露天商のように、キレイに物品が並んでいて、その中に人がちょこんとうずくまっているようなスタイルである。

 

多分、私が子供の頃(といっても平成初期)の複数家族が集まる立食パーティースタイルは死んだといってもいい。キャンプ場には子供少なく、完全に落ち着いた大人の空間が出来上がっている。本を読んだりしている人も多い

 

そんな時代の流れを敏感に察知し、今回「モノを考えにキャンプに行く」という発想に至ったわけである。

 

向かったのは静岡県にある某キャンプ場

ここは車乗り入れOK、河原の中ならどこでキャンプしてもOKといういわゆるフリーサイトというもので、地元ではなかなか人気のキャンプ場。(それで300円というのだからありがたい)

 

ちなみにこのフリーサイトが曲者で、耳障りの良さとは裏腹に「どこにテントを建ててもいいよ」と言われると返って困るのが人間というもの。悲しきかな。いっそのこと「お前はココだ」と言われたい平成生まれの指示待ち妖怪なのである。

 

加えて私の血液型はA型でかなりの心配性なため、3日前からGooglemapでテントを建てる場所を考え抜き、当日は朝の8時に現地到着するようスケジューリングをした。

 

そして迎えた当日

キャンプ場につくなり目当ての場所へまっすぐ車を進めるが、すでに前日客で埋まっている。まぁそんなものだろうと第2第3候補を視察に行くも撃沈。この時点で少し頭はパニックになっている。

 

一度車を止め、深呼吸。そんなことをしているうちに次々に車が入ってきては場所を占領していく。このままではマズイと思い。えいやでキャンピングカーでお越しのブラジル人らしきグループの隣に陣取ることに、、、

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河原にペグが刺さらないというプチアクシデントがありながらも、なんとか設営完了

この時点で結構疲れる。みなどうしてそんなに決断が早いのか、私が不慣れなだけなのか、、、

 

 読書開始

 この本は冒険家2人の対談をまとめたもの。

高野さんと角幡さんは知る人ぞ知る名門、早稲田大学探検部OBで、特に高野さんは最高に頭のネジが飛んでいるのでオススメ。(ミャンマーにアヘン育てに行ってアヘン中毒になったり、ゲリラのトラックに乗って密入国したりしちゃう人。ここでエピソードは語りつくせない)

 

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 本を読んでは散歩してを繰り返す。

 

一か月以上先のことは考えない人達の生き方に触れると、「自分残業しなくても世界はまわるよなぁ」とか「おしごと、やめちゃうのもアリだなぁ」なんて、今まで拘っていたことが馬鹿馬鹿しく思えてくる

特にアウトドアで思考すると、割とポジティブでアホな答えが見つかることが多い。このメンタルが結構大事だと、私は思う。

 

日が落ちる前に1冊読了

その後は酒を浴びて焚火をして星を眺めて、寝床に沈む。

「私生活でPCスマホを制限しよう」というのが、今回浮かんだアイデア

 

時間は吸い取られるし、目は疲れるし、何より今日読んだ本の

情報がたくさんあると分かると突然興味がなくなったりするという一文に共感した。

予定調和はつまらない。先が見えないからこそ面白いという姿勢に強く惹かれた

 

PCにかじりついて情報を漁っていた自分が恥ずかしい。

キャンプに行く前にGooglemapとにらめっこするのはもうやめよう

 

余談

今回初投入のナンガのシュラフは快適。昨年、12月のふもとっぱらに、イケルイケルの精神と20年物の夏シュラフで挑んだときは本当に死ぬかと思った。

そんな過酷さを克服できれば、冬のキャンプは虫が少なく、焚火の温かさが心地いいので、思考をするにはうってつけかもしれない

 

【NIKON FE2】 Film No.6 曇りの京都は光が足りない KODAK UltraMax400

GoToトラベルを使って秋の京都に行ってきました。1日目は伏見~下鴨~嵐山という流れです。フィルム3本撮ったので No6~No8と京都が続きます 

 

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秋晴れの天竜川。消えかけのクラウドストリートと電線が丁度平行になっていたので撮影した。電線の左右で空気が違うのが分かります。海風が入っている影響でしょうか

 

 

ここからは平日早朝の伏見稲荷大社。人が少なく快適だったのですが、当日は生憎の曇り。爽やかな絵を撮りたかったのですが、光が足らずホラー写真になっていました。明るいレンズが欲しいよ、、、大体-3くらいアンダーでした

 

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こういった場合、ピントはどこに合わせるべきか迷う。

手前から5本目くらいに合わせたハズ。

こういった構図の場合、ピント位置でどう印象が変わるのだろうか

奥に合わせる=先を見ている=目に付くものがあるポジティブ、能動的

手前に合わせる=近視的=ぼんやりしている=ネガティブ、受動的

 

 

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かわいかったネコさんも、不吉な感じに仕上がっております。

これは呪われても仕方ないな。

サイズ感のある鈴と背景の鳥居、旗を映したかったのでこの構図に

 

 

◆まとめ・反省

・曇りは想像以上に光が足りない。諦めも肝心。露出-4アンダーが目安か

・ピント位置による印象の違いを考えたい

・縦撮りの場合、平行とるのがが下手くそ。集中してダメなら考える

 

 

 

【積立NISA】9ヶ月目運用成績 アメリカ大統領選挙

投資対象と拠出額

拠出額 :年間40万円 ⇒ 年間30万円

投資銘柄:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 

運用実績

運用実績 8か月目 運用益:40052円(+13.97%)

 

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大統領選でどうなることかと思っていましたが、今のところ上昇基調は変わらず。

なんだか今回の選挙はモヤモヤすることが多いですが、結果オーライという事で。

 

今はバイデンさん勝利の一色ですが、もしひっくり返ったらどうなるのでしょうね

 

「市場が変わらず上昇をしているときには、現職が当選する」というジンクスがあるみたいで、100年ちょいの歴史を見てもコレが覆ったのが2回ほどだとか。確かに景気の良い時には国のトップに不満なぞ抱かないので、あながち間違っていないかもしれないですね。これが当たるならトランプさんの勝利なのですが、コロナがあった年ですからねぇ、、、

 

FXのほうはまだ様子見です。このまま年末相場に突入しそうで怖いですが、待つことが立派なお仕事ですので我慢します

 

短いですが、今月の積立NISAでした。

【コラム】試しにソロキャンプ行ってみたら思考整理にうってつけだった話

こんにちは

 

10月の半ば、初めてソロキャンプなるものに行ってきました

 

ソロキャンプとは読んで字のごとく、『一人でキャンプに行くこと』です。

「なんて寂しいヤツ」、「友達と行けばいいのに」と思われがちですが、思わぬ発見がありましたので残して置こうと思います

 

向かったのは聖地ふもとっぱら

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キャンプの聖地「ふもとっぱら」

広大な草原と迫力ある富士山という開放感も眺望も100点満点のロケーションが人気のキャンプ場。更に、ここはオートキャンプ場といって、車をテントに横付けできるタイプなのも人気の一つ

ちなみに近年人気を博したアニメ「ゆるきゃん」の聖地でもあります

 

今回は翌日が雨予報だったこともあり日帰りです。

 

 タープを張って、肉を焼く。ただそれだけ

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9:00に到着して、タープを設営したらもうやることがありません。一人なので。

喋る人もいないし、わざわざキャンプ場まで来てスマホやPCは論外

 

とりあえず、今回のメインディッシュである肉を焼きます。

ミスジ 400gを喰らいます。こいつを3枚。手抜きオニオンスープを添えて

学生時代、グライダーライセンス取得のために行ったアメリカでの生活を思い出します

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 食べたらもうやることがないので、コーヒーを淹れてぼーっと富士を眺めるだけ、、、

 

思ったこと

・日々の情報量の多さに気づく

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 富士を眺めていると、普段考えないような色々なことが頭をよぎります

「このままの働き方でいいんだろうか」

「上司の言っていたあれってどういうことなんだろう」

「今度京都に行きたいな」

「最近疎遠なアイツは元気だろうか」

 

それもそのはず、家の中ではスマホやPC、TVやラジオがひっきりなしに情報を投げつけてくる環境ですし、家の中の雑多なモノでさえも「掃除しなきゃな」「そろそろ買い替え時かな」と思考に入り込んできます。

現代人が1日に得る情報量は江戸時代の1年分だとかなんとか、、、

 

そういったノイズを極限まで排除したソロキャンプはとにかく自己と向き合える最高の機会でした

 

例えるならば、温泉が近いと思います

湯舟には何も持ち込めないので、同じようにふつふつと思考が湧いてくる気がします。

但し、長時間はのぼせてしまうので、思考が中途半端に終わりがちではありますが

 

 ・キャンプ場では思考が開放的に

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開放感のある場所で考えることで、思考も前向きで自由なものになっているとしたら、これ以上の思考スペースはないのでは??

 

 ・持っていくべきは『メモ帳』

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 今回何ともなしに持ち込んだのがメモ帳。これが大当たり

これは持論ですが、湧いてきた思考を捕まえて展開するのに、紙とペンほど適したものはないと思っています。

 

templehayao.hatenablog.com

 

 

今回は多数のプロジェクトを抱えて、少しパニックになっていた思考を整理し、新しくノウハウを見つけ、清々しい気分でデイキャンプを終えることが出来ました

 

ちなみにキャンプ場ではデータ分析など細かい作業は向きません。あくまで方向性検討や思考の整理といったモノに向いていると感じました

 

結論 ソロキャンプは一石三鳥

仕事に忙殺されている場合やなんだかかみ合わない場合、アイデアが欲しい場合にソロキャンプは最適なのではないでしょうか。アウトドア好きな私としては『趣味』と『リフレッシュ』を兼ねているので一石三鳥くらいの感覚で本当にオススメです

 

これからは『キャンプ×思考整理』のスタイルを何回か実践していき、良さを共有できればと思っています

 

記事は以上です

【読書】5冊目  感想 『具体と抽象』 抽象化は人類固有の武器

 5冊目 具体と抽象 著:細谷功

具体と抽象

具体と抽象

 

 

概要

タイトル通り、具体と抽象について掘り下げた本

時折入っている4コママンガがしっくりこないのは、きっと私の抽象レベルが低いせい

 

読むきっかけ

SNSでオススメされていたので買ってみた。4冊目『まんがでわかる 地頭力を鍛える』を読んだ後にアレ、あの本同じ著者だった気が、、、という流れで読み始めた

templehayao.hatenablog.com

 

読んでみて

・人によって抽象化スキルが違う

抽象化された世界を理解するためには、同レベルの抽象化スキルが必要。

 

私が思ったのは、大企業における役割

 

3年前、新入社員の頃、社長や取締役が全社にときおり投げるメッセージは余りにもぼんやりしすぎていて、「じゃぁ、具体的にどうすんのさ」とぷりぷりしていたのを覚えている

 

そうか、あの空っぽに見えるメッセージから何かを読み取って具体化するのが中間管理職かと

 

つまり、こういうことだろうか

  • 社長、取締役=コンセプト、スローガン(抽象)
  • 中間管理職=上位の意図をかみ砕いて社員を動かす(抽象→具体)
  • 社員=プロジェクトの実行(具体)

 

中間管理職のぼんやりとした役割イメージが少し固まったように思える

とにかく昇進しようと思ったら抽象スキルは必須でしょうね。

 

 

・いわゆるカイゼンは現状(具体)の延長線上

私が勤めている職場は工場。

入社当初から毎日毎日呪文のように言われる「カイゼン」というワードに違和感が拭えなかった。幾らカイゼンを積み上げたところで、根本的に変わっている実感が全くなかった。

 

確かに考えてみれば、「カイゼン」と言われると、現場を見て、いっちょこれを改造してみようとかそういうアイデアしか湧いてこない。いわゆる「現状ベース」での思考に陥っているパターンが多い

 

カイゼン」の呪いから抜け出すために、色々なモノから一度エッセンスを抽出し、ゼロベースで考える思考が必要だと気付かされた

 

まずは「カイゼン」というキーワードを廃止したいなぁ、、、